第10回通常総代会及び経営者・店長研修会報告
2021年5月24日にアジュール竹芝にて、『第10回通常総代会』、『経営者・店長研修会』が開催されました。
第10回通常総代会は、コロナ禍という事で、感染対策を講じての開催となりました。冒頭に山口会長の挨拶があり、非常に厳しい1年であったが、各焼肉店は創意工夫を行い、落ち込んだ売上をカバーすべく努力された。コロナ終息後焼肉は爆発すると確信しているとの力強いメッセージがありました。来賓を代表して、農林水産省食料産業局外食産業室長の須永新平氏より、農林水産省も政府と一丸となって、現状より一日も早く抜け出せるよう尽力していくとのご挨拶を頂きました。
その後、議長に山口会長が選出され、議事が開始され各議案についての審議を行い、原案通り可決承認されました。
今年は、協会役員改選期にあたり、新会長に金 信彦氏が、総代会後に行われた理事会にて選定され、新体制について第2部の座談会前に紹介されました。代表して、金新会長より新任の挨拶がありました。
15時より『経営者・店長研修会』が開催されました。正会員、賛助会員を含め、105名が参加しました。
第一部では、厚生労働省医薬生活衛生局 食品監視安全課 HACCP推進室 奥藤加奈子氏より「食品衛生法等の一部を改正する法律の概要~HACCPに沿った衛生管理の制度化について~」と題しまして、本格施行の6月1日に後1週間という時期にHACCPという名の衛生管理について説明会がありました。協会ではすでに厚労省指導の下、協会独自の手引書を作成し全会員に配布済みであり、準備は進んでいますが更に分かりやすく丁寧な説明がありました。
第二部では、座談会「コロナ禍に翻弄された1年を振り返って」と題しまして、北海道を代表して金剛園の須藤社長、東北を代表して一心亭の小野社長、首都圏を代表してトラジの金社長、中部地区を代表して肉や大善の大澤社長と4名のパネリストによる座談会を行いました。コーディネーターとして日本食糧新聞社の岡安編集長が、それぞれ地域の状況やコロナ禍で実践した打開策、昨年後半からのウィズコロナでの状況、コロナの終息後の展望と抱負等を順次尋ねました。4社4様のお話を伺いましたが、終息後の爆発を予測して種々準備をしている事や、今後、業界を取巻く市場動向を注視して柔軟に対応していく事で一致していた様です。
恒例の『懇親パーティー』は、緊急事態宣言中という事もあり開催は見送られました。来年には、貴重な情報交換の場でもある懇親パーティーを開催出来ることを祈念して閉会しました。