はまぐりの蒸し物
こまかく刻んだはまぐりのむき身に肉や豆腐を混ぜ、貝殻に詰めてふっくら蒸しあげる宮廷料理です。
彩りがよくて、上品な味なのでお祝い膳にぴったり。私の作るおせち料理には必ずこれが入ります。
はまぐりだけでは淡白なので、味の出る食材を混ぜ込みましょう。ここでは牛ひき肉と貝柱を使いましたが、海老や鶏肉でもいいですよ。
海の幸らしく、たっぷり盛った塩の上に並べました。
塩にアルコールを沁みこませておいて、お出しする直前に火をつけることもあります。
来年の新年宴会のコース料理に加えてみてください。
[材料]はまぐり…8ヶ
ごま油…適量
A 貝柱(えびでも可。みじん切りにする)…100g
牛ひき肉(さっと炒め塩コショウで味付けする)…100g
豆腐(木綿。水気を切り、潰す)…1丁
B 薄口醤油・炒りゴマ・ごま油…各大さじ1
青ネギ(みじん切り)…2本
おろしニンニク・コショウ…各少々
溶き卵…小1ヶ分
[飾り用]
ゆで卵(卵白と卵黄に分け、冷ましてから裏ごしする)…2ヶぶん
パセリの葉(みじん切り)…適量
塩・ヤンニンジャン…適量
[作り方]
- 鍋にはまぐり、ひたひたになる程度の水を入れ強火にかけ、貝が開いたら火を止め、身を取り出す。殻をきれいに洗い、布巾で水分をきれいに取った後、内側にごま油を塗る。身はみじん切りにする。
- ボウルにはまぐりの身と、Ⓐを入れ、Ⓑを加え、手でよく混ぜる。
- 殻に②をこんもりと詰め、10分ほど蒸す。
- 蒸しあがった③の片方に卵白の裏ごし、もう片方に卵黄の裏ごしをのせ、中央にパセリの葉をあしらう。
- 器に塩を敷きその上に、出来上がったはまぐりの蒸し物を盛り付け、ヤンニンジャンを添える。