2024年度夏期地区交流会報告
今年は、6月4日(火)の札幌の北海道地区交流会を皮切りに、岐阜、鹿児島、東京、大阪の順に全国5箇所で開催されました。
地区別交流会の参加者総数は、正会員延べ178名、賛助会員延べ347名、スタッフも含めて、計535名となりました。
地区を代表する理事により開催宣言を行い、交流会が始まりました。
金 信彦協会会長の挨拶では、コロナ禍当初、外食がコロナ感染の温床であるかのように見なされ、休業や時短要請あるいは酒類提供の自粛など様々な規制がかけられた一方、その代償として協力金などの反対給付があったおかげで売り上げなくても利益が出るという状況になりました。それに甘んじて何も努力をしなかった店とテイクアウトなど売り上げ不足をカバーしようと努力した店との差が、コロナ感染症が5類に引き下げられて1年経過した今、歴然と業績に反映されています。経営手腕が試されたと言えますとの内容でした。
次に懇親会場提供の開催店主挨拶がありました。今回も開催店の工夫を凝らした、メニューの提供がありました。また、岐阜や鹿児島では、賛助会員からの推奨商品を提供する等、賛助会員の商品をアピールする場としても有意義なものとなった事と思います。
続いて旦専務理事よりJY情勢報告として、JF(一般社団法人日本フードサービス協会)の会員売上動向報告では、焼肉業態は4月が前年同月比98%と他の飲食業態より悪い結果となったが、これまでが順調に回復していた分の反動であろうとの分析でした。また米国産牛肉の現地マーケット情報や、輸入価格上昇の最大の要因は急速な円安であることの説明もなされました。
毎年恒例の「全国ヤキニクまつり」について担当理事より、今回からの変更点を中心に案内がありました。前年同様にQRコードを使ったスマホでの応募へとデジタル化したことで利用客からのアンケート取得を行う等、顧客ニーズを会員企業へフィードバックする新な試みについての説明やヤキニクまつりを自社キャンペーンと共催している会員の紹介を行う等、協会企画を上手に利用していくことなどが述べられました。
次に、「焼肉協会の検定試験」の案内が、担当の安藤理事よりありました。前年同様に、全国300か所以上の試験会場にて受験出来るようになります。CBT(Computer Based Testing)方式によるもので、受検者が最寄りのコンピューターがある会場で受検します。今年については、前年の反省点を踏まえ、受験日がこれまで1日であったが、拡大して、11月4日(月)~11日(月)までの8日間とし、試験問題もランダムでの出題にするなど、受験者への配慮を加えており、受験者数のUPを図ります。申込開始は8月1日より協会ホームページより行うことが出来ます。詳細は協会ホームページで確認してください。
次に、参加会員より近況報告がありました。総じて原材料の高騰の中での利益確保、人材の確保の対応策についてのコメントが多くありました。
また、恒例の賛助会員による商品紹介やサービスの案内等が行われました。
大阪会場では交流会開始前に大阪市消防局予防課の方より焼肉店の火災予防対策についての説明がありました。
今回参加できなかった会員様も当日の資料を確認して頂き、火災予防の参考にして下さい。
PDF:大阪市消防局_焼肉事業者向け_火災事例から学ぶ火災予防対策 [2.43 MB]皆様、今年度の地区交流会にご参加頂きまして誠にありがとうございました。