農林水産大臣認可 事業協同組合 JY 全国焼肉協会

2024年度 地区交流会報告

2024年度地区交流会(冬期)報告

2024年度冬期地区交流会報告

今年は、1月21日(火)の東北・関東・甲信越地区交流会を皮切りに、京都、愛知県知立市、福岡県久留米市、北海道苫小牧市の順に全国5箇所で開催されました。
地区交流会の参加者総数は、正会員延べ162名、賛助会員延べ305名、スタッフも含めて、計477名となりました。
 地区を代表する理事・総代により開催宣言を行い、交流会が始まりました。
金 信彦協会会長の挨拶では、昨年は1年間通して「インバウンド」と「円安」の2つがキーワードとなった。確かに、過去最多となる訪日外国人によるインバウンド需要の恩恵は大きなものであったが、地域格差があり、必ずしも焼肉店のすべてが当てはまらない。また、「歴史的円安」が訪日外国人の数を加速させたといえるが、そのため輸入牛肉の価格上昇につながり、焼肉店の主力商品のタンやハラミの原価上昇を招き厳しい経営となった。
まだ、この環境は当面改善できるとは思えず、生き残りをかけて前に進まねばならない。といった厳しいものとなった。
 次にいつものように懇親会場提供の開催店主挨拶がありました。
 続いて、旦専務理事よりJY情勢報告として、JF(一般社団法人日本フードサービス協会)の会員売上動向報告では、焼肉店の売上は、他の業態と比べてあまりよくなく、コロナ禍以降の回復も早かったが、ここにきてトーンダウンしている。また、訪日外国人の数や出国日本人の数の比較。牛肉やタン、ハラミの輸入量について。さらに国産牛肉の輸出量が過去最高の1万トンを超えた。ことなどがありました。
 次に、昨年行われた「焼肉協会の検定試験」の結果についての報告が、担当の安藤理事よりありました。今年も前年同様に、試験日を8日間とし、全国各地の試験会場にて検定を行う予定にしているとのことでした。
 次に、第4回「焼肉料理コンテスト」の開催についての概要説明が、担当理事より行われました。『焼肉店の新定番!温かい麺』と題し、麺料理のコンテストの開催になります。
 尚、1次書類審査で4レシピを選出し、11月の決勝大会で競ってもらいます。グランプリには賞金50万円と各賞20万円(3賞)と前回同様に準備を進めております。また、惜しくも、決勝大会には、選出されなかった100作品の方々への特典もあり、沢山の応募をお願いし、案内を終えました。
出席会員より近況報告がありました。やはり原材料、水道光熱費、人件費等の高騰という問題・課題が一致したコメントでした。
 その後、恒例の賛助会員による商品紹介やサービスの案内等が行われました。
皆様、今年度の地区交流会にご参加頂きまして誠にありがとうございました。

2024年度地区交流会(夏期)報告

2024年度夏期地区交流会報告

今年は、6月4日(火)の札幌の北海道地区交流会を皮切りに、岐阜、鹿児島、東京、大阪の順に全国5箇所で開催されました。
地区別交流会の参加者総数は、正会員延べ178名、賛助会員延べ347名、スタッフも含めて、計535名となりました。
 地区を代表する理事により開催宣言を行い、交流会が始まりました。
金 信彦協会会長の挨拶では、コロナ禍当初、外食がコロナ感染の温床であるかのように見なされ、休業や時短要請あるいは酒類提供の自粛など様々な規制がかけられた一方、その代償として協力金などの反対給付があったおかげで売り上げなくても利益が出るという状況になりました。それに甘んじて何も努力をしなかった店とテイクアウトなど売り上げ不足をカバーしようと努力した店との差が、コロナ感染症が5類に引き下げられて1年経過した今、歴然と業績に反映されています。経営手腕が試されたと言えますとの内容でした。
次に懇親会場提供の開催店主挨拶がありました。今回も開催店の工夫を凝らした、メニューの提供がありました。また、岐阜や鹿児島では、賛助会員からの推奨商品を提供する等、賛助会員の商品をアピールする場としても有意義なものとなった事と思います。
 続いて旦専務理事よりJY情勢報告として、JF(一般社団法人日本フードサービス協会)の会員売上動向報告では、焼肉業態は4月が前年同月比98%と他の飲食業態より悪い結果となったが、これまでが順調に回復していた分の反動であろうとの分析でした。また米国産牛肉の現地マーケット情報や、輸入価格上昇の最大の要因は急速な円安であることの説明もなされました。
毎年恒例の「全国ヤキニクまつり」について担当理事より、今回からの変更点を中心に案内がありました。前年同様にQRコードを使ったスマホでの応募へとデジタル化したことで利用客からのアンケート取得を行う等、顧客ニーズを会員企業へフィードバックする新な試みについての説明やヤキニクまつりを自社キャンペーンと共催している会員の紹介を行う等、協会企画を上手に利用していくことなどが述べられました。
次に、「焼肉協会の検定試験」の案内が、担当の安藤理事よりありました。前年同様に、全国300か所以上の試験会場にて受験出来るようになります。CBT(Computer Based Testing)方式によるもので、受検者が最寄りのコンピューターがある会場で受検します。今年については、前年の反省点を踏まえ、受験日がこれまで1日であったが、拡大して、11月4日(月)~11日(月)までの8日間とし、試験問題もランダムでの出題にするなど、受験者への配慮を加えており、受験者数のUPを図ります。申込開始は8月1日より協会ホームページより行うことが出来ます。詳細は協会ホームページで確認してください。
次に、参加会員より近況報告がありました。総じて原材料の高騰の中での利益確保、人材の確保の対応策についてのコメントが多くありました。
また、恒例の賛助会員による商品紹介やサービスの案内等が行われました。
大阪会場では交流会開始前に大阪市消防局予防課の方より焼肉店の火災予防対策についての説明がありました。
今回参加できなかった会員様も当日の資料を確認して頂き、火災予防の参考にして下さい。
PDF:大阪市消防局_焼肉事業者向け_火災事例から学ぶ火災予防対策 [2.43 MB]

皆様、今年度の地区交流会にご参加頂きまして誠にありがとうございました。