「塩焼セット」、「特上ロース」など

クオリィティ最優先、手づくり主義で
地域一番の信頼を寄せられる実力店

市街地のにぎわいから離れた倉敷市郊外の立地で、３５年間、実力勝負してきた。
創業者の岡本善洙さん（７３）は冷凍ものを一切使わず、原価率より品質重視。
２０歳のときから父とともに働く次男の甲哲さん（４３）も仕入れには妥協しない。
タレ、キムチ、コチュジャンまで手づくり。選り抜きの肉を、地元工芸の備前焼に盛って格調高く提供する。
そんな姿勢が地域の企業で働く人たちやファミリーに支持されている。スポーツ選手や大物シンガーが訪れることも。
写真右奥から時計まわりに、「サンチュ盛り」（６５０円）、「キムチ盛合わせ」（６００円）、「塩焼セット」（１８００円）は上塩ミノ、上塩タン、阿波地鶏。
そして、大判カットから旨みとコクがにじみ出る「特上ロース」（１９８０円・写真は３人前）。
２年前に倉敷駅前に姉妹店『ほるもん亭』を出店。この本店は昨年１２月、リニューアルしたばかり。
善洙さんが「ここが焼肉の香りただよう都（洛）になるように」と店名に託した志は、着実に形になっている。

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「２秒上ロース」ほか

最上級肉だからベリーレアがおすすめ
牛肉専門焼肉店の売れ筋メニュー。

全国各地から来店がある。主流はカップルと家族連れ。
東京ディズニーリゾートから車で５分。界隈でいちばん旨いと評判の焼肉店だからだ。
１８歳で焼肉業界に飛び込んだ朴一賢さん（４１）が「自分が納得できる、本当に美味しいものを提供したい」と２００７年に独立開業。
風流な店名に「太く、長く、存在感のある店にしたい」という願いを込めている。
焼きものは牛肉オンリー。店主みずから厳選する黒毛和牛は、花が咲いたような肉色と、きめ細かなサシが美しい。
写真右奥から時計まわりに、旨みとやわらかさが自慢の「ハラミ」（１３８０円）、「注文率９８％、問答無用のイチ押し」と店主が胸を張る「上カルビ」（１５８０円）。
「２秒上ロース」（１６８０円）のメニュー名の由来は、「表１秒、裏１秒、合計２秒炙るベリーレアが最も美味しい」から。
そして、しゃきしゃきの白菜を甘辛タレで和えたサラダ風「名物浅漬け白菜キムチ」（５３０円）。
あこがれのテーマパークで過ごした思い出に、美味しい焼肉のシーンが加わる 。

▲写真：右奥から時計まわりに「ハラミ」、「上カルビ」（1580円）、「２秒上ロース」（1680円）、「名物浅漬け白菜キムチ」（530円）

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