「世界一長い特上タン」ほか

厳選和牛と完全予約制のくつろぎ空間
ここにしかない、驚きの創作焼肉を

　西麻布のナイトシーンに昨年、デビュー。完全予約制、看板のない隠れ家のような焼肉店。
　黄金色に輝くゴージャスなお座敷「天守閣」はじめ、コンセプトの異なる完全個室が５部屋。
　川口貴裕オーナー（３２）の「お腹も心も『ぎゅうぎゅう』に満たしていただきたい」という願いを店名に託している。

　近江牛、松阪牛、神戸牛などのトップブランド牛のＡ５ランクを確保。
　小山内大悟総料理長（３４）が、その日、一番の状態のものを見きわめて提供する。
　ドラマチックな演出も見もの。写真左から、サプライズな盛り付けの「世界一長い特上タン」（２０００円）は、ドライアイスのスモークとともに登場。

　「ガラスのシンデレラ握り寿司」（１８００円）は、赤身や霜降り、食感の異なる４貫をクリスタルな階段に載せて。

　インパクト満点の「わさびまつり」（１８００円）は、おろしわさびに漬け込んだカイノミの旨みを、辛味が引き立てる。

　このオリジナリティと「一期一会のおもてなし」で、年内に５店舗出店をめざす。

▲写真：左から「世界一長い特上タン」、「ガラスのシンデレラ握り寿司」、「わさびまつり」

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「中国餃子」と和牛特選品

特選和牛からお値打ちメニューまで
タレ要らずの中国餃子も自慢。

ユニークな店名は、元禄年間に木曽谷と伊那谷を結ぶ峠道を拓いた先人、権兵衛翁から。
１９９５年、木曽谷出身の店主・岩原集さん（５７）が兄とともに地元で開業。２年後、独立して隣接する伊那市に出店。
炭火焼肉とならぶ二枚看板がゆであげの「中国餃子」（４８０円）。
中国出身の夫人、傑(じえ)さん（５２）の兄で調理人の劉(りゅう)文敏(うんみん)さん（５３）が皮から作る。
「初めてのお客さまには、もれなく『５分以内に召しあがってください。タレは要りません』という私の説明がついてきます（笑）」（岩原さん）
熱々、もっちりの皮から、コクのある肉汁が流れ出す。確かにタレ要らずの旨み。
写真奥から２品は厳選和牛の「特選カルビ」（３３００円）と「和牛ステーキ」（２５００円からグラムに応じて）。
「今月の１０円企画」や「今週の３品盛り」（６８０円）などの超お値打ちな目玉商品も。
「創業期には独身だった常連さんが、奥さんに財布のヒモを握られるようになっちゃったから（笑）。『権兵衛ならいいよ』と言ってもらえる、お得な商品を打ち出していきたいです」

▲写真：奥から「和牛特選カルビ」、「和牛ステーキ」、「中国餃子」。

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