「かねひろセット」

秘伝のタレのジンギスカンと和牛中心焼肉の二枚看板

夕張郡長沼町で４０年あまり、精肉の販売と卸を手がけてきた株式会社かねひろ（廣川朝夫社長・６３）の直営店。
「販売や卸の仕事の先にある、お客さまが喜ぶ顔が見られる業態もやってみたいと１９９７年にオープンしました」と、社長の弟で店長の廣川周さん（４０）。
先代社長（故人）が完成させた、羊肉の風味を最大限に引き出すタレに漬け込む「かねひろジンギスカン」は看板商品。
また、ＢＳＥ禍で国産牛肉への切替えを迫られたのを機に、和牛メニューも充実させてきた。
写真は、その両方を盛り込んだ「かねひろセット」（４６８０円・４?５人前）。
カルビ・サガリ・赤身ロース・もち豚ロース・知床鶏ももなど人気上位商品がずらり。
ジンギスカンは、脂少なめでくせのない「ロースマトン」と、脂の乗った羊肉の持ち味が楽しめる「マトン」のコンビ。
「ＪＹに参加したからには、牛焼肉やサイドメニューを本格派にして、『ジンギスカン屋さん』でなく『焼肉屋さん』と認知していただけるように、がんばります」（廣川店長） 。

▲写真：佐賀牛カルビに網目状のカットをほどこした「ダイヤモンドカルビ」（1800円100ｇ）。

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「サーロインの焼きしゃぶ」
「ピビン麺」ほか

韓国の繁盛店で学んだ秘伝のタレと
女将の手づくり第一主義が人気の店

食べることも料理も大好きな女将・松本栄子さん（４７）が、「趣味が高じて（笑）」オープンしたのが１９９５年。店名には「良いものを食べることで、健康の神を招きたい」という願いを託している。
同じ敷地内に、本店の『母屋』と、古民家風でリーズナブルな『母屋別館』をかまえる。
「気軽な食事なら『別館』、ハレの日は『母屋』と、お客さまが使い分けてくださっています」（松本さん）
写真手前は「サーロインの焼きしゃぶ」（２６００円）。みごとな霜降りの大判カットを炙り、白ネギや貝割れ大根を巻いて、ポン酢しょうゆで。
写真奥は「ピビン麺」（９００円）。味を整えるチョジャン、コチュジャン、そしてトッピングの生ハムまで手づくり。
この創業店のほか大阪、奈良に３店舗。いずれも地元密着型で、カップルやファミリー、会社利用に幅広い支持を得ている。
「最高のコンディションのお肉を提供するのはもちろん、つけ野菜やサイドメニューも健康に良いものを心がけています。
『また来たい』と思っていただける店でありたいですね」

▲写真手前から「サーロインの焼きしゃぶ」（2600円）と「ピビン麺」（900円）。

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