歌舞伎を演じているとき、
古いことをしてるっていう意識が少しもないんです。

歌舞伎俳優 中村獅童さん
なかむら・しどう 1972年東京都生まれ。81年に初舞台を踏み、二代目獅童襲名。日本大学芸術学部演劇学科中退。02年、初出演した映画『ピンポン』で、日本アカデミー賞をはじめ新人賞5冠受賞。『阿修羅のごとく』(04年)では、同優秀助演男優賞受賞。『硫黄島からの手紙』(06年)、『レッドクリフ』(08年)、『レオニー』(10年)、『日輪の遺産』(11年)など、国内外の映画話題作に多数出演。歌舞伎の枠を超えた活躍を続けている。
祖父は名女方、三世中村時蔵。父はその三男、三喜雄。叔父は戦後映画の大スター初代萬屋錦之介と、個性派俳優の中村嘉葎雄。
歌舞伎の枠を超え、国内外の映画やドラマでも好演。
11月、全国16都道府県を巡業する「松竹花形歌舞伎」を勤める獅童さん。
巡業の意気込みや、歌舞伎への思い、 "料理男子"の一面について聞きました。
(※掲載内容は「やきにく」誌の抄録です。)
ほろ苦い思い出の『瞼の母』
-----11月巡業の演目は獅童さんが選ばれたそうですね。
獅童 『瞼の母』は、母への思いを描いた、とにかくわかりやすいお芝居です。
これが結構しんみりするから、2幕目は、華やかな『お祭り』がいいなと。
『お祭り』は、藤間宗家に特別に巡業用の踊りを作っていただいたので、楽しみにしていただきたいですね。
中略
サムゲタンを作りました
-----巡業で楽しみなことは何ですか。
獅童 ラーメン!(笑)
行く先々でいろんなラーメンを食べて、ブログでも紹介したいと思ってます。
-----雑誌『男子食堂』(KKベストセラーズ)の連載「男の煮込み料理道」が人気で雑誌大賞・TREND MAKE MAGAZINE賞も受賞されましたね。ふだんも料理をされるんですか。
獅童 します。忙しいときはどうしても外食が多くなりますけど、なるべく朝は家で食べるようにしてますね。
芝居やってるときはやっぱり鍋!野菜をいっぱい摂れるでしょ。
-----健康的ですね。スタミナをつけるために、焼肉はいかがでしょう。
獅童 焼肉好きですよ!
牛肉って、ノドにいいんですよね。
歌舞伎の舞台ってマイクを使わないんですよ。全部地声でやるので、3階の後ろまで届く声を出すために、ノドにすごく気を使うんです。
「ノドが疲れてきたら牛肉を食べなさい」なんて、ボイストレーナーの先生に言われて。だから、公演中はちょくちょく焼肉を食べますよ。
-----焼肉店でのお好きなメニューは。
獅童 サムゲタン!作ったんですよ、この間。鶏肉の中にもち米とか松の実とかにんにくとかを入れて、2?3時間煮込むの。むっちゃうまかった(笑)。
…あー、おなかすいてきちゃった(笑)。
-----(笑)。焼肉や韓国料理を食べて、お元気で巡業を成功させてください。
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平成23年度 松竹花形歌舞伎
11月1日(火)から25日(金)
16都道府県20会場で巡業(日程と会場はこちら)
『瞼の母』(写真は昨年2月の博多座公演)は長谷川伸の新歌舞伎の名作。は江戸時代末。
やくざの忠太郎(獅童)は、幼い時に生き別れた母を探しに江戸へ向かう。
2幕目の『お祭り』は赤坂の日枝神社の山王祭を題材とした華やかな人気歌舞伎舞踊。
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