カルビは並がいちばん
旨いんです!賛同者は
いませんけど(笑)。
俳優 矢崎 滋さん
やざき・しげる 1947年東京生まれ。芝居に魅せられ、東京大学文学部を中退。舞台芸術学院夜間部を経て、68年、劇団四季に入団。2年目にして浅利慶太演出『ブラックコメディ』の主演に大抜擢される。73年、四季を退団後も舞台、ドラマ、CMなどで活躍。87年、「東京芝居倶楽部」設立。制作演出も手がける。
舞台・ドラマ・CMで、幅広い役柄を自在に演じながら、独特の哀しみやおかしみをにじませる矢崎滋さん。
今年は年初から中日劇場(名古屋市)で舞台『好きになった人〜恩師・市川昭介と都はるみ物語』に出演。国民的歌手・都はるみを育てた作曲家、市川昭介氏(故人)を演じて好評を博しました。
この作品は3月に新宿コマ劇場(東京)、6月には大阪松竹座でも上演されます。舞台の見どころや、役への真摯な取り組みを聞きました。
「焼肉には一家言ある」という矢崎さん。独自のカルビ論も披露してくれました。
――『好きになった人〜恩師・市川昭介と都はるみ物語』で演じるのは、都はるみさんの師匠ですね。
矢崎 『アンコ椿は恋の花』や『好きになった人』を作曲した市川昭介さんです。
作曲家はあまり弟子に歌唱指導をしないそうなんですが、市川先生は常に30人くらい弟子がいて、しょっちゅう教えてらしたそうですよ。育成が大好き、育てることに喜びを感じてた方みたいです。
スター誕生の軌跡を舞台化
――都はるみさんが、はるみさんのお母さんを演じているのも話題です。
矢崎 はるみさんが「私は『歌屋』だから、お芝居はできない」って言うから、「はるみさんが『歌屋』なら、僕は『芝居屋』ですからフォローしますよ」なんて言ったんだけど、とーんでもないですよ。いいですよ、芝居も。
やっぱり、すぐれた歌い手は、気持ちのあらわし方が巧いんですね。
――東京公演、大阪公演を楽しみにしていらっしゃる方にメッセージを。
矢崎 はい、「都はるみ」という歌手は、お母様と市川昭介先生が作った傑作です。その歴史をお見せします。一人のスターが生まれて、生きて、今も輝いている全貌を味わうことができます。
お帰りになるときは、全員、都はるみファンになりますよ。もともとのファンはもーっと好きになります。
まぼろしのカルビを求めて
――焼肉はお好きですか。
矢崎 だーい好きです。
やっぱりカルビがいちばん好きかな。特に並カルビのおいしい店を見つけるとうれしいですね。上、特上になるほど霜降りになっていくからいけない(笑)。
うちの劇団(東京芝居倶楽部)の子は僕が並カルビを好きなのを知ってるから、「並、追加」って言ってても納得してるけど、ゲストのいるときはそうはいかないじゃないですか。
「特上、上、並。いろいろ食べてみましょう」なんて言いながら「並は誰にもやんねえぞ」みたいな。
――並だけ食べてるぶんには恨まれないでしょう(笑)。
矢崎 でも、ゲストも並から食おうとするんですよ、気を遣って。そんな気遣いは要らないっ!
――並争奪戦を勝ち抜いて(笑)、東京公演、大阪公演を完走してください。ありがとうございました。
俳優 矢崎 滋さん 出演スケジュール
第1部「好きになった人 恩師・市川昭介と都はるみ物語」
第2部「都はるみ熱唱2008」
第1部は、娘・はるみを歌手に育てようと特訓する母親(都はるみ)の姿を通して、恩師・市川昭介(矢崎滋)との出会いから『北の宿から』でレコード大賞を受賞するまでを描く半自伝物語。第2部のショーでは、はるみ節が炸裂!
新宿コマ劇場/2008年3月4日(火)〜20日(木)
S席11000円 / A席6500円 / B席3000円
問 03-3200-2213
大阪松竹座/2008年6月3日(火)〜26日(木)
1等席12600円/2等席7350円/3等席4200円
問 06-6214-2211
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