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ポイント
年度最初の需要期といわれるゴールデンウイークだが、卸筋や量販店の精肉部門担当者は比較的冷静。近年は「需要の平準化」が顕著となっており、最大の山場である年末商戦ですら年間売上高に占める割合は年々縮小している。ただ、そうはいってもこの機会に消費者を"刺激"しておくことが年間を通じての消費拡大につながる。平常時にも顧客支持を得るには山場で「何をみせられるか」が重要だ。価格や品質、サービスなど、どこに重点を置くかは企業の考え方次第だが、やはり客数が増える山場にどれだけ自社の"色"を顧客に訴求できるかが平常時の販売にも大きくかかわる
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牛枝肉
【東京】 行楽需要に期待が高まる時期だけに、長く不振だった消費も少しずつ回復すると見込まれる。また品薄傾向にある輸入牛肉の補完機能として乳牛の引き合いが強まり、品薄の交雑牛と合わせて引き合いは強いだろう。
5月相場は4月より一段高値をつける日が多くなると考えられる。和牛A4が1630〜1850円、A3は1380〜1500円。交雑牛B3等級960〜1200円。乳牛はB2、3等級で750円前後。
【大阪】 4月は牛枝肉相場が急伸。これについて大阪市場は「食肉需要は回復基調にあるが、産地での販売が増えており、集荷頭数が減少しているのでその影響もある」と指摘する。低迷していた乳牛の価格も500円台まで一気にあがったが、これは輸入ビーフの手当て難も背景にある。
5月の集荷量見込みは、4月と同水準の2700頭を計画。5月は連休明けの補充買いを除けば、4月ほどの引き合いにはならないと予測される。和牛A4が1700円、A3が1450円。
【九州】 景気の先行き不安から消費好転の兆しはなく、荷動きは主に量販店向けの和牛2、3等級が中心。適正評価にほど遠い上位等級は売り先が乏しく出口がみえない。弱気な実需に対して和牛の供給量は相対的に多く、セシウム検査以降、原発周辺産地の安価な在庫の出回りも価格低迷の要因だ。
月間平均は4月のほぼ横ばいか。中心値は和牛A4で1650円、同A3で1500円、交雑牛はB3で1050円とみる。ただし産地ブランドや品質次第でまちまち。
牛部分肉
【関東】 5月は前半のゴールデンウイーク需要、その後の在庫補充、行楽需要を当て込んだ仕入れ、と部分肉の商いも活発化する。単品ではバラ系が外食や内食での焼き肉需要で引き合いが強まるほか、ロースやヒレもステーキ用、ウデやモモなどは切り落としやひき材用などで荷動きは良化しそう。
品薄の輸入牛肉の代替えとなった乳牛を中心に、出荷頭数が不足している交雑牛の唱え値は4月より50〜200円は高値か。和牛も底堅いと思われる。
【関西】 4月に入ってから大型連休向けの手当てが入り、各社好調に推移。部位についても満遍なく売れている。品種別では和牛は好調、交雑牛は好調ではあるが頭数の確保がむずかしいのと、枝肉単価が高いため逆ザヤになりかねない状況だという。乳牛も動いているが、輸入ビーフの代替需要であるため、価格面では厳しい。
5月中旬以降はニーズが一気に弱まり、動きが止まりそうだという見方が強い。とくにモモ、カタロースが弱まりそうだ。
輸入牛肉
【関東】 需要回復の前に輸入数量の確保が進まずチルドで1割程度、フローズンは1、2割前後の大幅減となりそうだ。このため5月の需給は、4月に続いて品不足が続くものと予想される。いつから必要分の輸入数量が確保されるかであるが、4月末の情報では月中旬以降、遅れた場合、月末まで品薄による高値相場が続く可能性も指摘されている。ただし、高過ぎる価格に需要筋が食傷気味となっているため、表記相場は多少下げての商いで、しかも相対での売り手市場だろう。
【関西】 大型連休を直後に控えた状態の4月最終週も市中在庫は極度にひっ迫しており、産地やアイテムを問わず、総じて高唱えとなっている。連休明けも品薄が解消される見込みはなく、当面は末端消費と乖離した相場形成が続くことになりそう。
焼き材中心に消費回復に期待がもたれる時期ではあるが、数量や価格の問題から、末端でも思いきった特売やフェアを実施しづらい環境。品薄の影響は大きく、国産乳牛の相場を引き上げるほどに影響しており、一部では逆に消費の落ち込みを懸念する声も。アイテムによっては、「引き合いはあるものの在庫が枯渇しており、対応が困難」(卸筋)との声もあり、取引の物量自体はそこまで多くない。
内臓肉
【関東】 ◇豚内臓 末端消費の弱さ以上に肉豚出回り量の余剰感が出るため、弱含みの展開とみられる。需要の回復に期待がもてないため、反発力が弱い。
◇牛内臓(国内生鮮物) 大型連休への手当ては穏やかで、連休需要も期待薄。ただ末端需要は弱いとはいえ、と畜頭数の少なさから、実需に変化はないが、絶対量不足による唱えは強いとみる。このため上旬は稼働日の少なさで高唱え。これが一段落すると、小反落。4月レベルの唱えが強すぎたため、下旬には赤物を中心に一段安の展開。
| 国産牛部分肉仲間相場 単位:キロあたり円 |
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和牛A3 |
乳牛B2 |
| 関東 |
ヒレ |
5,000〜5,150 |
3,250〜3,380 |
| ロース |
3,800〜4,000 |
1,950〜2,100 |
| モモ |
1,700〜1,800 |
850〜900 |
| カタロース |
2,000〜2,200 |
1,300〜1,380 |
| バラ |
1,300〜1,400 |
630〜680 |
| フルセット |
- |
- |
| 関西 |
ヒレ |
5,450〜5,900 |
3,200〜3,450 |
| ロース |
3,750〜4,150 |
2,000〜2,500 |
| モモセット |
1,750〜2,050 |
850〜1,050 |
| チマキ |
1,250〜1,350 |
700〜900 |
| ウデ |
1,900〜2,100 |
800〜1050 |
| トモバラ |
1,250〜1,450 |
600〜750 |
| マエバラ |
1,500〜1,700 |
750〜900 |
| カタロース |
2,250〜2,450 |
1,050〜1,200 |
| フルセット |
2,050〜2,200 |
1,000〜1,200 |
| 輸入牛肉現物相場 |
| 単位:キロあたり円 |
| 3月中旬〜下旬キリング |
| チルド(グラスフェッド) |
関東 |
関西 |
| トップサイド |
700〜750 |
680〜740 |
| シックフランク |
630〜720 |
670〜700 |
| シルバーサイド |
580〜670 |
650〜680 |
| ナーベル |
630〜700 |
650〜670 |
| ポイント |
570〜650 |
650〜670 |
| ランプ |
830〜900 |
800〜850 |
| クロッド |
580〜680 |
650〜680 |
| チャックロール |
630〜680 |
660〜680 |
| チャックテンダー |
650〜700 |
700〜730 |
| キューブロール |
1,780〜1,850 |
1,700〜1,800 |
| ストリップロイン |
1,400〜1,500 |
1,300〜1,400 |
| テンダーロイン |
2,630〜2,930 |
2,700〜2,800 |
| セット |
- |
- |
| フローズン |
関東 |
関西 |
| チャック&ブレード |
620〜650 |
- |
| ブリスケット |
- |
- |
| ポイント |
500〜550 |
500〜550 |
| ナーベル |
520〜600 |
500〜550 |
| カウミート |
500〜550 |
500〜550 |
| トップサイド |
720〜740 |
- |
| シックフランク |
640〜670 |
| チャックフラップ |
1,600〜1,700 |
| ショルダークロッド |
600〜630 |
| ショートプレート |
1,100〜1,200 |
| ショートリブ・BL |
2,200〜2,300 |
| ショートリブ・BI |
850〜950 |
| チャックリブ |
1,600〜1,700 |
| US・ブリスケット |
700〜730 |
| US・ストリップロイン |
1,500〜1,600 |
| リブアイロール・Lオン |
- |
| US・テンダーロイン |
| 同・No.189A |
米国で4例目のBSE、輸入に関し問題なし
米農務省(USDA)は4月24日、米国カリフォルニア州中部で乳牛1頭(30カ月以上の牛で非定型)にBSE(牛海綿状脳症)が確認されたと発表した。米国内での感染牛は約6年ぶりで4例目となる。
同時にUSDAはチーフ獣医管のジョン・クリフォード氏が会見で「患畜はUSDAの管理下にあり、レンダリング施設で処理され、食用に流通されることもない」と、米国産牛肉のBSE対策の万全性と安全性を強調した。会見の内容は、USDAのホームページ上に掲載されている。
これを受け、わが国のリスク管理機関である厚生労働省は「輸入を解禁した時点でリスクを織り込んでおり、日米合意の輸出プログラムを順守した対日輸出が守られている限り問題はない」として、とくにステートメントの発表もしない予定だ。
また、食品安全委員会が現在進めている、牛肉の国内および国境措置など(月齢見直しや危険部位の範囲)についての検討への影響もまったくないことも明らかにしている。
農林水産省も厚労省同様の対応であり、とくにリリースなどの発表も予定していない。藤村修内閣官房長官も「輸入段階で特段の措置は必要ない」と会見で述べている。
一方、米国からの情報では、アイオワ州エイムズのUSDA国立動物検疫研究所で問題の乳牛のサンプル検査を行った結果、当該牛は非定型BSEで突発的発生であり、汚染された飼料からの感染ではなく、自らの脳組織に異変をきたしたものとされ、米国食肉輸出連合会(USMEF)も、USDAの安全対策と対応について改めてコメントを発表した。
牛レバー規格基準でパブコメを開始、7月1日施行を予定? 厚労
厚労省は19日から、牛レバーの生食禁止を含む「牛肝臓の規格基準」の設定に関する意見募集(パブリックコメント)を開始した。意見・情報の提出締切は5月18日。合わせてWTOへの通報を今週中に行う予定。食品衛生法に基づく牛肝臓の規格基準案の内容は「牛の肝臓を使用して食品を製造、加工又は調理する場合は、その食品の製造、加工又は調理の工程中において、63℃で30分間以上加熱殺菌するか、又はこれと同等以上の殺菌効果を有する方法で加熱殺菌しなければならない。
ただし、一般消費者が加熱して飲食に供することを目的として販売する場合については、この限りでない」となっており、公布日は6月下旬、施行日は7月1日を予定している。厚労省では、規格基準の内容について広くリスクコミュニケーションを行うことにしており、寄せられた意見・情報などを整理し、6月ごろをメドに薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会を開いて、規格基準の最終承認を得た後、改正の手続きを進めることにしている。パブコメの意見募集内容は同省HPに掲載している
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(情報提供:食肉通信社)
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