農林水産大臣認可 事業協同組合 JY 全国焼肉協会

新着情報

『生食用野菜等の殺菌方法』について

正会員向け
平成24年8月21日
会員各位
全国焼肉協会事務局
    

『生食用野菜等の殺菌方法』について


 報道されているように、北海道において発生した腸管出血性大腸菌O 157 による食中毒により、7 人の死亡者(高齢者6 名、幼児1 名)が出るなど大きな被害が出ています。

汚染原因は調査中ですが、札幌保健所は「有限会社岩井食品」が製造した「白菜切り漬け」 の製造過程での「塩素濃度が薄く殺菌が不十分だった」ためと発言したと報道されています。

会員店では、「白菜」や多くの野菜を使って「キムチ」をお客さまに提供していますが、「キムチは発酵食品であり、発酵過程で発生する乳酸により病原菌は死滅します。また、キムチに入れるニンニクにも殺菌効果があります。」これらにより、キムチは安全です。

また、「サンチュ」も生で召し上がっていただいていますが、会員店が使用する多くは、「野菜工場で無菌的に生産されたものであり」安全です。

その他の生野菜、果物等をサラダに使う場合は、衛生管理を高めていただき中毒発生防止に努めて下さい。

参考までに、厚生労働省が定めている野菜類の殺菌方法をお知らせします。




昭和54 年6月29 日環食第161 号


各都道府県・各政令市・各特別区衛生主管部(局)長宛


厚生省環境衛生局食品衛生課長通知


弁当及びそうざいの衛生規範

(2)野菜類
ア.専用の洗浄設備、包丁及びまな板を使用すること。
イ 流水によっては汚れが落ち難い場合には、洗浄剤により洗浄すること。
ウ 生食用の野菜及び果物は、とくに十分洗浄し、次亜塩素酸ソーダ(遊離残留塩素100ppm 以上)に約10 分間浸漬した後、十分な流水ですすぎ洗いを行う等の殺菌を行うこと。

※関係のない部分は、記載省略してあります。